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令和4年度活動記録

令和4年7月23日(土) 7月フォーラム 小川清史氏

令和4年6月25日(土) 6月フォーラム 田中英道氏

令和4年5月21日(土) 5月フォーラム 河野克俊氏

令和4年5月14日(土) 旧海軍墓地参拝 防人と歩む会・広島

令和4年4月23日(土) 4月フォーラム 矢野一樹氏


令和4年7月23日(土) 7月フォーラム 小川清史氏氏

日 時:7月23日(土) 15:00〜17:00
場 所:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター 3 階 C 会議室
    東京都新宿区市谷八幡町8番地
    アクセス
講 師:小川 清史氏(元 西部方面総監 )
演 題:(選定中)
懇親会:近隣別会場にて懇親会を行います 。


令和4年6月25日(土) 6月フォーラム 田中英道氏

日 時:令和4年6月25日(土) 15:00〜17:00
場 所:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター 3 階 C 会議室
    東京都新宿区市谷八幡町8番地
    アクセス
講 師:田中 英道氏(文学博士 東北大学名誉教授 )
演 題:「日米戦争とは何であったか」
懇親会:近隣別会場にて懇親会を行います 。
    ◎参加費4500 円 但し高校生以下無料。
くわしくは→ こちらから


令和4年5月21日(土) 5月フォーラム 河野克俊氏

日 時:令和4年5月21日(土) 15:00〜17:00
場 所:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター 3 階 C 会議室
    東京都新宿区市谷八幡町8番地
    アクセス
講 師:河野 克俊氏(前 統合幕僚長・元海将)
演 題:「ウクライナ戦争と日本の安全保障」
懇親会:近隣別会場にて懇親会を行います 。
    ◎参加費4500 円 但し高校生以下無料。
くわしくは→ こちらから


令和4年5月14日(土) 旧海軍墓地参拝 防人と歩む会・広島

日 時:令和4年5月14日(土)午前11時〜午後12時半 現地集合
場 所:旧呉海軍墓地 長迫公園

令和4年5月18日 理事 寺岡 節(文責 事務局 浜田隆文)



最後の写真は入船山記念館の【旧呉鎮守府司令長官官舎】で国重要文化財です。内壁の【金唐神】がうつくしいのです。

いつもお世話になっております。
さて、防人と歩む会の広島会員においては、令和4年5月14日(土)に下記の方々10名で呉市にあ
る海軍墓地(現長迫公園)の清掃、参拝、「君が代」「海ゆかば」斉唱を行いました。その後、昼食
(海軍カレー)をはさみ、入船山記念館の見学を行いました。以下、その様子をご報告いたします。

1.海軍墓地に現地集合(午前11時〜午後12時半)
  約1時間、清掃を行った後に、「大東亜戦争戦没者の碑」前にて参拝を行いました。
  この墓地は1890年(明治23)に、海軍軍人などの埋葬地として開設。日清戦争、日露戦争、
  大東亜戦争などにおける海軍軍人の慰霊碑(戦艦大和戦死者之碑、空母飛鷹慰霊碑など)が数多く
  設置されています。また、この墓地は、「長迫墓地顕彰保存会」によって維持・管理されておりま
  す。
  毎年9月23日の秋分の日には、県知事・呉市長等が参列され、慰霊祭が実施されます。
  慰霊祭には、地元の小学生も参加して、戦死者への追悼の言葉を述べています。
  私たちは参拝後、ここの事務所をお借りして、参加者の自己紹介や海軍に関する意見交換を行いま
  した。

2.入船山記念館の見学(午後2時〜同3時半)
  この記念館には、旧呉鎮守府司令長官官舎を明治38年の建築当時の姿に復元したものや、東郷平
  八郎が呉鎮守府参謀長として呉に在任中(明治23年〜同24年)に住んだ家の離れ屋敷などがあ
  り、旧帝国海軍のありし日の姿を彷彿とさせる記念館で、有意義な研修となりました。

  

令和4年4月23日(土) 4月フォーラム 矢野一樹氏

日 時:令和4年4月23日(土) 15:00〜17:00
場 所:ホテル グランドアーク半蔵門
     東京都千代田区隼町1番1号
     アクセス
講 師:矢野 一樹 氏(元 潜水艦隊司令官(海将) )
演 題:「日本の核戦略」
懇親会:ホテル内別会場にて懇親会を行います。
    ◎参加費 5000 円 但し高校生以下無料。
くわしくは→ こちらから



●当会スタッフフォーラムリポート

 4月は本日から「防人と歩む会」理事長に就任された矢野一樹氏(元 潜水艦隊司令官(海将)、今治
出身 66才)に「日本の核戦略」という演題でご講演いただきました。矢野講師は昨年7月の「潜水艦
と日本の防衛」という演題でご講演していただいており、今回2回目で理事長就任記念講演になります。

 本論の前に現在のウクライナでの海上戦闘についてのコメントがありました。ロシア海軍の旗艦であ
る「モスクワ」がネプチューンで被弾したのも衝撃的ですが、ロシアは@今年の1月には北海・バルト
海から揚陸艦6隻を黒海に運び計13隻体制にしておいたこと、A2月にはオデッサ沖を封鎖、 B3月
にはオデッサ沖で浮遊機雷が確認されていることなど、着々と準備していたことを知りました。これに
対しウクライナ海軍は潜水艦が一隻もなく唯一のフリゲート艦を自沈させざる得なかったと聞いて衝撃
を受けました。自沈するフリゲート艦の画像と「海軍には海軍で対応する以外に方法はないのです。」
との矢野海将の言葉とで『戦闘』という厳しい現実を目の当たりにしたかのようでした。

 本論では核保有の超大国のロシア、アメリカ、続く中国及び北朝鮮の各国核戦略と保有核種類の特徴
についてかなり専門的なレクチャーでした。核小型化やロケット・原子力潜水艦開発の進歩に伴って核
戦略と運搬手段が変化していることが分かりました。アメリカを中心に核戦略運搬手段の基本は、航空
優勢として@無人機航空機 A長距離航空機 Bステルス航空機 水中優勢としてC水中戦 D総合エ
ンジニアリングという戦略になっているそうです。

 日本については、「アメリカの核の傘」に依存しつつ「非核三原則」堅持という論理的にも現実的に
も矛盾の中に身を置いていること。日本は潜水艦やミサイル、原子力の技術を持ちながら国防について
惰眠をむさぼってきたことに厳しい指摘がありました。《我が国の政治家は「専守防衛・最低限の軍備」
という発言をよくしますが、国民としては「この国は何人殺されてから反撃をするのだろうか?その時
は既に終わっているのでは…」と不安が募ります》

 また、潜水艦の隠密性と長期滞在性という利点から、戦略の有効性について言及がありました。前回
のご講演で、海中は電波が届かないこと、潜水艦運用は動力の電池が生命線でその残量によって作戦行
動の組み立てが変わってくることなどをレクチャーいただいていましたので説得力がありました。
また、フォークランド紛争の時、水上艦部隊に先駆けて攻撃型原子力潜水艦が出動したことで、アルゼ
ンチンの艦船は港に封じ込めになったとのことです。改めて、潜水艦の機動力優位性の知識を得ました。
もちろん、動力に限界のない原子力潜水艦は別物で戦略・戦術的に圧倒的に優位とのことです。

 現在、米・英・豪のオーカス(AUKUS)についても言及されました。3ヵ国による原子力潜水艦の
軍事同盟です。中国の海洋進出に対し米同盟側最終防衛ライン兼反撃拠点を意味するアングロサクソン
同盟になります。TPPやクワッドは各国の思惑もあり中国の軍事進出を直接抑止するのは難しくなっ
てきており、このオーカスは現在の日本のためにあるような同盟であり、参加は日本の防衛力を飛躍的
に上がると言えるのではないでしょうか。矢野講師は日本の法整備の問題もあるものの、解釈で越えら
れるものもあり日本の防衛力整備を急ぐ必要性を訴えて講演を結びました。

 かつて、ケネディ米大統領がドゴール仏大統領に”アメリカの核の傘”に入るように説得した際、ド
ゴールは「パリに原爆が落とされたら、ニューヨークが核攻撃で破壊されると分かっていても敵国に原
爆を落とすと約束ができるのか?」と問い詰めて、"核の傘"なる虚妄を一蹴したそうです。軍人出身の
ドゴールはリアリズムの中で生きてきたので、ディズニーのおとぎ話のような"核の傘"の欺瞞を即座に
見抜いたのでしょう。傑出した政治家の一人でした。多分、戦後の日本人は考えることを止めて信仰の
ように"核の傘"にすがってきたのかも知れません。しかし、直近のアフガニスタンやウクライナを目の
当たりにすることで世界の現実を知るに至りました。現在日本の最大の脅威は中国です。日本は是非と
も国産の原子力潜水艦を持ち、日本の周辺と太平洋を守れる態勢づくりを急いでほしいです。フランス
とは立場は異なれど、ドゴールが祖国を愛したように日本の政治家こそ刺違える気迫をもってアメリカ
との折衝をお願いしたいです。私達国民も自立への覚悟を示さなければいけない局面にいることを認識
させられたご講演でした。
                                            以上


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