設立趣旨

 「防人と歩む会」は前身を「防人を励ます会」と言いました。
2008(平成20)年11月に当時異業種交流の場であったTNJ(テクネットジャパン)
会長の徳田精宏さんが「子・孫の時代が心配」という懸念を示され設立されることになりまし
た。
「防人を励ます会」の設立の趣意が次のように述べられています。
『「戦後60年日本は経済的に世界の強国になったがそれだけ日本を標的に考える他国の思惑
があるように考えられてならない。更にまた日本自身が自壊していく心配も湧いてくる。子や
孫達が誇れるような国を残して遣れたら思い残すことはない」という発想のもとに(中略)力
強い日本の基礎を固め外敵から国を守る自衛隊の皆さんを尊敬し励まし、プライドを持って心
置きなく活躍して戴くような活動をすべきであろうということで「防人を励ます会」を設けた
ものであります』
東日本大震災に見られるように自衛隊の活躍は素晴らしく我々がどれだけ自衛隊に励まされた
か論を俟たないところであります。又励ますという言葉には”弱いもの”をと言う何か上から
目線の様な響きも感じられます。そのよう背景もあって今般伝統ある名称を現状に即したもの
にしようという動きが起り、森本前副理事長・新会長の防人と共に歩んで行こうという意向も
汲んで「防人と歩む会」に致しました。更に防人には自衛隊のみならず海上保安庁、警察、消
防等等一身を擲って国民の為活躍して戴いている人々を含みます。
輝かしい日本の文化伝統・悠久の歴史を正しく学び先人が築き上げてきたこの美しい世界に冠
たる日本を子孫に引き継ぐ為、自らを犠牲にし我が国の安全を担う彼等に寄り添い彼らと一体
となり民間の立場からその活動をよりやりやすいものとしていきたいと思います。